Web・スマホアプリ開発ディレクターを志す皆さまへ。
Web業界でもアプリ制作業界でもある程度勤めていると、ディレクターに抜擢されることもあるかと思います。
ここは自分のスキルアップとして見事に成功させたいところです!
しかし初めてのポジションに丸腰で挑むのも不安だと思います。
このコラムではスマホアプリやWebディレクターに抜擢された時、何に気をつけるかをまとめてみました。
ディレクターになる前に必要なスキルとは!
ディレクターといってもジャンルは多岐に渡りますし、スタッフが在宅か常勤かによっても業務内容が違ってきます。
ここでは、ディレクターの必要スキルを一般的なものに絞ってご紹介します。
■各々の開発スキルはほぼマスターしておく
例えばWebディレクターに抜擢された方にデザインセンスが備わっていないと、デザイナーの信頼を得ることはできませんし、ディレクターは付いてくるスタッフよりも技術が上に位置しなければいけません。
元デザイナーや元エンジニアの方なら心配ないですが、違うジャンルへの転身であればより一層の努力が必要となります。
付いてくるスタッフのためにも、抽象的な指示を出してしまって不信感を与えてしまうなんてことのないようにしたいですね。
■業務フローを把握しておく
業務フローや制作方法なども把握できるようにしておきましょう。
でないと、自分が引張っているプロジェクトが進んでいるのかや遅れているのか、予算の枠内に収まっているのかさえ把握するのが難しくなるからです。
「スタッフはどのような動きで仕事を進めているのか」という理解から始めて、役割分担のウエイトを調整するのもディレクターの役目です。
例えば「この人は最近作業が詰んでいるから、余裕を持たせよう」といった調整が必要になりますし、スタッフ各々の制作能力や性格まで知ってると確実ですね。
■プログラミング言語はマスターしておく
人に指示を出すには技術が伴っていないと、的確な指示は出せません。間違っても素人のような「ここはどのような動きをしているんだい?」というビックリ発言をしないようしましょう。
ソースを見てどのような動きをしているか・何が間違っているか・何を修正すればいいかの3点セットは的確に伝えられるようになるべきです。
元エンジニアの方がデザイナーに意見するときは少し戸惑うかもしれませんが、自分の知識を裏付けとした指示なら、すんなり受け入れられると思います。
■リリース後のフォロー
アプリは作って終わりではありませんし、Web制作に関しても制作後のマーケティングは必須になってきます。リリース後はアプリの更新やバグへの対処、新しいコンテンツの追加など、ディレクターの役割は尽きません。
特にアプリ開発に関しては近年ユーザーの評価も厳しくなってきていますので、評価でインストール数を減らさないように、ユーザーの意見を取り込んだ更新を続けることが大切となってきます。
■情報収集力
ITやアプリ業界は流行り廃れ・新旧の技術など日進月歩で新しい情報が飛び交っています。昨日できていたことが今日できなくなるということももちろんあります。また適切に情報を取り入れ精査しないと、効率の悪い制作環境で仕事をしているなんて事態が起こる可能性もあります。
新しい情報を活用して、スタッフに打診しストックした知識を積極的にプロジェクトに取り入れていきましょう。
■スケジュール・予算管理
例えば「プロジェクトの納期が3ヶ月後と急なので、2ヶ月後末にはデザインを終わらせてください」と聞くと、勘のいい人からすると「デザインに2ヶ月かけて開発はいつするの!?」と思われるでしょう。
こんなトンチンカンなスケジュールを立てないようにするためにも、ディレクターは予算とスタッフの技術を基にしたスケジュール管理能力は必須です。
またプロジェクトは長引けば長引くほど予算を圧迫していきます。
できる限り「少ない労力で利益を最大限出すか」というポリシーを、頭に入れておかなければいけないのです。
ディレクターが営業をすることも
小規模なオフィスだとディレクターが営業を兼任することもあります。これはデメリットと思われるかもしれませんが、クライアントの意見が反映しやすいワークフローになったりします。
ディレクターが営業を兼任するにあたって必要なスキルをまとめたいと思います。
■提案能力・価格(納期)交渉
クライアントは全くのど素人ですから、「何をどうすればクライアントの業務に恩恵(効果)を与えることができるのか」をプロジェクトの方向性と一緒に模索する必要があります。
単なる価格交渉だけに終わらず、最新の技術やスタッフの特色を考慮した提案が大切です。
また価格交渉に関しても、スタッフの処理能力とプロジェクトのスキルを基にした根拠のある価格明記が必要です。納期にも同じことができますね。
■絶対イエスマンにはならないこと
「はい!できます!」とか「大丈夫ですよ〜」といった根拠のない自信からくる発言は、後々のトラブルの元になりますので、安請け合いは絶対しないほうがよいです。
必要であれば「この部分は最近使われていません」とか「ここをもう少し作りこんだ方がいいです」など、提案力を駆使することも必須スキルとなります。
案件を持って帰ってきたのはいいが、誰もそんな制作知識を持っていないという悲劇は回避すべきです。
ディレクター職は大変なポジションですし、かなり気を使い骨も折れます。プロジェクトの動きが頓挫しかけそうになったときは、リスケジュールを嫌という程しなければいけません。
しかし仲間の信頼を得られるということはすごく嬉しいことですし、ディレクターの次のステップの道も開かれます。
クリエイティブな職場のメリットとして色々なポジションを体験できることが挙げられます。もしあなたに上昇志向があるなら、ディレクターを目指して頑張るともっと仕事も充実すると思いますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました。 いかがでしたか?ご感想やご意見もどんどんいただけると嬉しいです。
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