スマホアプリにUIやチュートリアルの作り込みが大切な理由
スマホアプリを開発するのに最低限必要な要素って何だと思いますか?デザイン?ストーリー?色々浮かび上がると思いますが、大切なのは「UI」と「チュートリアル」です。
今日はスマホアプリに不可欠なこの2点をじっくりまとめてみたいと思います。現在エンジニアの方は復習に、新人の方は入門用に、ぜひ参考になさってください。
スマホアプリに不可欠な要素「UI」のこと
UIとは人間工学に基づいた操作性のことです。優れているUIを持つアプリはユーザーの信頼を得ます。ですので、UIの作り込みはすっごく大切なんですよ。
ではUIの作り込みに関していくつかポイントを挙げてみました。
■端末によって操作性が異なってはいけない
スマホアプリをダウンロードするユーザーの環境は多岐に渡ります。Android・iPhone・Desktop・Tabletなど、全ての人に同じ操作性を提供しなければいけない必要があるのです。
UIを作り込むときは実機での確認はもちろん、ネイティブな制作環境を整えなければいけません。
またUI制作に携わるスタッフは常に各デバイスのプロフェッショナルでいるように心がけましょう。少し誇張しましたが「どの端末でも不自由なく動かせる」という事実は、当たり前のようなことで結構大変なことです。
■UIデザイナーはトレンドと王道をすり合わせる
UIデザインには王道のデザインもある一方で、先進的なものまでアプリごとに違ってきます。最大限操作性を確保しつつ、トレンドを取り入れるデザインが求められます。
正にWebデザインの世界とシンクロしていると言った方がいいですね。
■新たな技術を日々取り入れる
最初のiPhoneが発売された当初、誰がここまでスマートフォンの普及を予想できたでしょうか。テクノロジーの進化とともに、常に端末の仕様や環境は違ってきます。
その度にUIデザインは変化する必要があるのです。
これからユーザーは様々なデバイスを使いこなすようになるでしょう。人々や時代の変化に神経を研ぎ澄まし、流行を先取りしましょう。
■UIデザイナーを目指すなら!
まずはアプリを1から制作してみましょう。その際は「何が基本なのか」と「今の流行は何か」を常に意識するとスキルの上達やセンスも磨かれます。
美しいUIアプリのスクリーンショットを撮ってPhotoshopで模写してみるともっと効果的ですし、デザインの理由も頭に叩き込めます。
時間が無い方は手書きでUIデザインのデッサンをしてみるのもオススメです。
スキルアップの手段として、まずはWebデザインやDTPデザインからレイアウトの基本を学習していくのも一つの手段です。
チュートリアルは親切すぎるくらいがちょうどいい
学生の頃携帯ショップでバイトをしていた頃、先輩から言われた言葉です。「お客さんを赤ちゃんだと思った方がいい」と教わりました。
スマートフォンユーザーは若い人たちだけとは限りません。年齢や性別、海外を狙うなら人種にまで配慮する必要があります。
この章ではスマホアプリのチュートリアルの重要度をまとめました。
■赤ちゃんでもできるようなアプリを
ソーシャルアプリやゲームアプリはどうしても操作の習得をユーザーに強いる必要があります。しかしあまりにも複雑なゲームだとチュートリアルなしでは遊べないアプリという烙印を押されかねません。
若い年齢層では遊んでもらえるが、ユーザー分布が偏りすぎるという状況は非常にもったいないです。
テトリスくらい簡単なゲームアプリだと直感的に操作が分かりますが、それでも操作法が分からない方もいると思った方がいいでしょう。
■チュートリアルはアプリ上でする他ない
アプリの説明書を販売するといったアクションが行えない限り、チュートリアルはアプリ上で行うしかありません。
大手ゲームアプリがなぜスタートダッシュを成功させたかというと、対象年齢を可能な限り最大限広げたことにあります。つまり誰でも遊べるアプリという概念を持ち続けたわけです。
一度手順を分かってもらえたら、ユーザーの安心感に繋がり、課金や続編の購入という次のアクションにスムーズに移行させることができます。
■チュートリアルに続き操作性も大事
私の経験ですが、先日昔やり込んでいたRPGがスマホに移植させたと聞いて早速スマホゲームを購入しました。しかし、十字キーもボタンも1つの画面で行わなければいけない事態に耐えかね途中でゲームを削除しました。
このことから特にゲームアプリの操作性は「シンプルさが1番大事」と言えます。
またデバイスが違うということはこれほどまで操作性に影響するのか!と驚きました。
これからのスマホアプリってどうなる?
初めて持った携帯端末がスマートフォンという層がどんどん増えていくので、ますます複雑なゲームが増えていくと思われます。
しかし、未だガラパゴス携帯が売れているように無視できない層がたくさん存在しているのも事実です。ですので、ますます世代を超えたアプリ開発が必要になってくるのではないでしょうか?
まとめてた結果
UIデザインの精査と対象を広げたチュートリアルの導入は、アプリ開発の基礎ということがお分かりいただけましたでしょうか?
世の中いろいろな媒体があり、様々なデザインや訴求がなされています。
リアルの気づきをUIデザインやアプリ開発に結びつけるのも、肝心になってくると個人的に思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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